2015年11月23日月曜日

亥の子祭 開催 平成27年11月19日

亥の子祭り
今年も亥の子祭りを実施しました。
 
 
 
亥の子祭とは
毎年11月の第一位の日の夕方に行われる行事である。
農科が田の神に御馳走を添えて感謝する祭りです。

地域の古老が書き記したところによると
田の神を家の中に迎え入れる行事で、各家々がごちそうを作り、土間に臼や米俵を置き、ごちそうと御燈明の膳を置き箕を立てかけて供える。
子ども達は亥の子槌(わらで作った棒)を持って各家々を回り、玄関前を祓い清め(土竜を払うという説もある)、戸をあけ玄関へ入る。その時、田の神様は家の中へ入る。
子ども達は供えられたごちそうを外へ持ち出して食べ、食べ終わったら元の位置に膳を戻す。
この時、家人は子ども達に姿を見せずそっとしておくのが習わしと言うことである。

近年はすっかり下火になったが数年前からこの宇土地区で復活しつつある。
 
この行事に必要なものは、町内の方の協力(お供え)、子ども達の招集、亥の子槌つくりである。
 
多い時には子どもの参加は20数名を数えることもあり、単純計算でも亥の子槌が、20数本必要になってくる。
ただし、家々を回っていると当然わらで作った亥の子槌は、段々と痛んでくる。
子ども達の玄関先をたたくパワーは結構すごい。

平成23年から復活している行事であるが
その頃は町内の有志5~6名で作っていたのだが
年々若手が入ってくるようになり
今では若いパパさんたちが協力し亥の子槌を作るようになっている。
今では手つきもよくなり、20から30本近くを短時間で作ることが
出来るようになっている。
しかしまだまだ技を極めて、丈夫な亥の子槌を作ることが必要である。
子どもパワーに負けて壊れてしまうことが多いためである。
 
 
町内の皆さんの協力で作りました!
 
 
これが亥の子槌です
 
 
子ども達の笑顔が楽しみ~~~!
 
 
それと、町内のご家庭の協力を必要不可欠
皆さん今では田をしている人も少なくなっている。
ほとんどが地元の伝統行事を守っていきたいという
理解のあるご家庭であり、毎年5~6軒が協力してくださる。
子ども達が、20数名・・・お菓子をそろえるのも大変だ・・・。
感謝の一言に尽きます。
まだまだ各家庭にPRして子ども達を分散させ家庭の負担を減らしていく必要があるかもしれません。
目標は10件程度で、5軒づつに分けて子どもを10名程度にしたほうが、いいかもしれません。
 
次に子ども会の連絡網ネットワークにより、子ども達を集めること。
これはお母さんつながりが非常にパワーを発揮しています。
このネットワークがなければまず子供たちにPRが難しい・・・。
様々な宇土町内の子ども達への呼びかけにこのネットワークが役立っています!
ママさん方ありがとうございます!!
 
今年の実施結果は

10月25日(日)に亥の子槌つくりを実施(参加者10名)
11月7日(土)第一亥の日雨天の為、11月19日(木)第2亥の日にまつり開催
となりました。
 
ちょっと変わった祭りですが、子ども達の思い出づくりと
町内のみなさんの結束につながるようになればと思います。
 
子供たちはお菓子たくさんもらって大満足。それだけは確かですね!



 
地域の長老M山さんの亥の子のお話を聞いています。

 
他の神様に亥の子槌の叩き方を指導してもらっています。

 
保護者の方に手伝ってもらい安全対策です。

 
どんどん叩きます!!

 
お供え物はこんな感じです。

 
次のお宅へ

 
お菓子をたくさんもらいました!
年長の6年5年生が家に入り
こっそりお菓子を持ち出し、みんなに配ります。

 
どんなお菓子か気になる~~

 
後半戦に突入

 
子どもたちは疲れ知らず!

 
お疲れ様でした!また開催しましょう!
 

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